修正日 2024年3月9日
防水カメラFinePix XPを除いて 現在フジフイルムでは小型のコンデジはもう生産されていません
このXQ2も小型のコンデジになりXFシリーズからの最終モデルとなります
新型が出ないこともあり、XQ2は現在もなおX20 X70に並ぶ人気があるカメラで、デザインやボディの質の良さは当時の他社のカメラよりも力を入れている印象を受けます
グリップがない部分はX-E4のコンセプトと似ていますね
小型のカメラですが見た目以上に重みがあります
センサーについて
2/3型 X-Trans CMOS IIセンサーなので残念ながら2022年時点で1型センサーを搭載する最新スマホには劣ります
解像度で楽しむカメラというよりは、操作で楽しむカメラですね
この小さいなボディの中にポップアップ式のストロボが搭載されています
光量は僅かだと思いますが、でもこのストロボの有無で撮影の幅が随分広がりますね
こういう仕掛けも人気の一つなのかもしれません
ƒ/5.6 1/1000 25.6 mm ISO 320
日中でも逆光などのシーンではストロボが非常に役に立ちますね
レンズについて
フジノン光学式4倍ズームレンズ
f=6.4mm~25.6mm (35mm判換算:25mm~100mm相当)
F1.8(広角)~F4.9(望遠)
6群7枚(非球面4枚7面)
超解像4倍ズーム(光学4 倍ズームと併用 最大約16倍)画質は落ちますが遠くまで撮影することは可能
開放F1.8は当時はかなりの魅力だったかもしれません
そしてフォーカスも調整できるフォーカスリングの動きの良さは、このカメラの一番の特長といえます
ƒ/1.8 1/10 6.4 mm ISO 800 夜景を撮影
随分前のことなので忘れましたが、手持ちでの撮影ではなく小型のボディなのでどこかに置いてセルフタイマーで撮影したと思います
背面のパネルはタッチパネルではありません
固定のモニターで同じ時期に発売された他社のカメラでは、既にタッチパネルに対応した機種がありますがこのカメラには搭載しなかったようです
でもフラットでデザイン的には美しいですね
モニターの仕様は 3.0 型 カラー液晶モニター 約 92 万ドット
そして動画撮影用のボタンあり、FHDで60フレームの撮影が可能
XQ2上部の写真
X-S10やX-H2を使っている方は違和感なく使えそうなモードダイヤルとズームレバー
こちらのXQ2も他社の方でも簡単に使える操作になっています
ストロボは手動のレバーを採用(正式にはフラッシュポップアップスイッチ)
モードダイヤルの隣にはパワーズームのレーバーが見えます
コンパクトなコンデジには片手で操作出来るように必ず付いているレバーですが、動画撮影の需要が増えた今では結構役に立ちそうですね。
ズームに関しては、レンズ側のリングでズームかフォーカスの調整か設定を変更することが可能です。
まとめ
AFの速度など流石に古さは感じるカメラになってしまいましたが、フジフイルムのファンはコレクションとして持っていても良いかもしれないですね
フジフイルムの小型コンデジはInstaxに置き換わりましたが、このXQシリーズのデザインは今現在でも本当に素晴らしいと思います
発売されてかなり経過する機種なので中古品の場合はバッテリーの残量が心配ですが、社外製のバッテリー※を購入する方法して楽しむ方法もあります
オールドコンデジが好きな方にぜひオススメの1台ですね
※社外製バッテリーは安全規格をよく確認して購入してください
FUJIFILM XQ2
発売日 2015年2月26日
発売当初の店頭価格 約45,000円