FUJIFILM X100VI(外観編)

FUJIFILM X100VI(外観編)

2024年7月23日

2024年3月28日に発売されたFUJIFILM X100VIは、まさかの抽選販売という状況に。
前回のX100V発売時とは考えられない事態です。私は幸運にもMAPCAMERAさんで発売日に購入できましたが、2024年7月現在も抽選販売が続いている状況です。RICOH GR IIIよりも生産は改善しているのかもしれませんが、いずれにしてもスナップシューター向けの2台は容易に入手できない時代になってしまいましたね。
さて、購入話はここまでにして、FUJIFILM X100VIの外観について個人的な感想を書いていきます。

※2024年 6月時点 HDFシリーズは定期的に抽選販売を行なっています

FUJIFILM X100VI ダイヤル
FUJIFILM X100VI ファインダー切換レバー

正面外観はX100Vから大きく変わってませんが、唯一大きな変更点は「ファインダー切換レバー」です。
こちらは前回よりも控えめなデザインで、レバーも少し固くなった印象です。頻繁に使う部分ではないので、小型化のためかもしれませんね。また、グリップも若干変更されているようです。旧型と比較できないため断言はできませんが、テレコンTCL-X100IIを装着した際は、以前よりも安定して持てるような気がします。そのおかげで、今回に限っては外付けグリップ購入は不要でした(個人差あり)。

テレコンバージョンレンズ TCL-X100II

50mm(35mm判換算)の画角にするテレコン
私は物撮りやポートレートで主に使っています。
特に食べ物の写真はこれをつけて撮影することが多いですね。
新品・中古も価格は安定しているので、購入しやすいアイテムだと思います。

希望小売価格:37,000円(税別)

FUJIFILM X100VI 背面
FUJIFILM X100VI 背面

背面は、DRIVE/DELETE(ドライブ/消去)ボタンが右側に移動し、DISP/BACK(表示/戻る)ボタンではBluetooth設定も可能になりました。あとマニアックな変更点としては、底面のスピーカーや三脚穴の位置も変更されています。
この三脚穴位置変更により、旧型の外付けグリップは使用できない可能性があります。

FUJIFILM X100VI 背面パネル
FUJIFILM X100VI 液晶モニター

液晶モニターは旧型と大きな変更はありませんが、ローアングル撮影時に便利なチルト機構は健在です。メーカー注意書きによると、チルト時には内側の配線に触れないようご注意ください。故障の原因となる可能性があります。

FUJIFILM X100VI ISOダイヤル
FUJIFILM X100VI シャッタースピード/感度ダイヤル

年、FUJIFILMのX100シリーズは、ファインダーだけでなく「シャッタースピード/感度ダイヤル」の操作性も魅力の一つとなっています。X-Pro3にはダイヤルロック機能が追加されましたが、シャッタースピードダイヤルを「A」に設定すると自動的にロックがかかってしまうため、個人的には操作性に違和感があります。X100シリーズのようなシンプルなダイヤルの方が、より直感的で快適な操作が可能ですね。この点は好みですが…

フォーカスモード切換スイッチは、Xシリーズとは一線を画すX100シリーズ独自の側面配置。X-H2シリーズでは誤作動防止のためボタンに変更されていますが、X100VIでは旧型同様の配置が採用されています。電源オフでも設定確認が可能ですが、誤操作には注意が必要です。

端子類は写真上から、マイク/リモートレリーズ端子(φ2.5)、USB端子(Type-C)、HDMIマイクロ端子(Type D)と、従来通りです。今回から手ぶれ補正が搭載されたため、動画撮影用途も増加が予想されます。マイク端子は旧型同様φ2.5のため、ミニφ3.5アダプターが必要になる場合があります。

FUJIFILM X100VI ファインダー
FUJIFILM X100VI ファインダー

OVF
光学式OVFは動きものに強く、連写にも適していますが、視差や露出設定の失敗リスクがあります。視差フレームやヒストグラム表示で補えますが、ほとんどの方が使用しないでしょう。

EVF
EVFは視野率100%で被写界深度、明るさ、ホワイトバランスをリアルタイム確認でき、無難な撮影に最適です。画質は旧型と変わらず、解像度はX-H2シリーズに譲りますが、私は特に不満を感じていません。

ERF
ERFはOVFとEVFの両方の利点を活かしたモードです。OVFで色味やピントを確認しながら、EVFで情報を確認できます。EVFに飽きた方におすすめ。

ERFモードは一部カメラの設定によって使用制限があります

FUJIFILM X100VI 全体2
FUJIFILM X100VI ※レンズフードは別売り

まとめ
外観はクラシカルで洗練されており、旅行や散歩に最適なカメラです。 ファインダー搭載でスナップ撮影にも万能ですが、唯一の弱点はコンデジとして考えると”やや大きく”少し重い”ところで、RICOH GRシリーズのような”軽快さ”を求める方には好みが分かれるかもしれませんね。
店頭価格で28万円は個人的にはギリギリのラインで、それ以上の価値があるとは思えません。転売ヤーの価格は”ぼったくり”なので注意してください。

今回使用したカメラ
FUJIFILM X100VI 2024年3月28日発売



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