修正日 2024年2月29日
フジノンの広角ズームレンズ
過去にFUJINON F10-24mmF4 R OIS が発売されましたが、FUJINON F10-24mmF4 R OIS WRはその改良版です
フジフイルムに詳しくない方には旧レンズか新レンズの見分けが難しいですが、FUJINON F10-24mmF4 R OIS WR 最後に「WR」の文字が入っていれば改良版のズームにレンズなります。
防塵防滴に対応
レンズの名前に「WR」と書かれている通り「Water Resistant」防塵防滴に対応しました
雨に関わらず砂埃が多い場所でも使えるようになったことは非常にメリットですね。
若干の軽量化
410gから385gに軽量化。防塵防滴に対応なのに軽量化されているということは素晴らしいですね。
レンズ内手ブレ補正の強化
レンズ単体の手振れ補正が 2.5段から3.5段に改良されました
ボディ内手振れ補正対応のカメラの場合は、X-T4の場合では最大で6.5段の補正効果があるそうです
X-H2シリーズ、X-T5でも同様あるいはそれ以上の効果だと思います(詳細はまだ調べていません)
絞りの切り替えスイッチが廃止
絞りオートのスイッチがなくなりリングを回すことでAポジションになります
この辺りの構造の変化で軽量化されているのかもしれません
それと絞りの数字がリングに新たに表示されています
X-Trans CMOS 5 HRセンサーの画質には現時点で非対応
残念ですが第5世代の高画素センサーには対応していません
非対応といってもレンズが使えないということではなく、高画素センサーの本来の解像力が発揮できないということなので通常通り使えます
同じ広角ズームレンズではレッドバッジのXF8-16mmF2.8 R LM WRは第5世代のHRセンサーに対応
このレンズの個人的な感想
レンズはコンパクトで軽量なので持ち運びも楽
テレ端が24mmなのでこれ1本で旅行に行けるかな?
またズーム時のブリージングを抑えられて、風景の動画撮影でも使いやすいレンズです
価格と性能を考えると私の中ではXマウントのレンズ中ではオススメで、とにかくサイズが良いですね
レンズ内手ブレ補正に対応しているため、Xpro、X-Eシリーズでも手ぶれ補正の効果を得られます
気になる点は、風景メインで撮影する方が多いと思うので第5世代の高画素センサーには現時点で対応していないことですね
それと動画撮影中に周辺部に歪みが発生しやすい印象がありますが、動画専用のレンズではないので写真メインの方は気にしなくても大丈夫でが、動画を頻繁に撮影される方はよく確認されてくださいね
これは当たり前ですがXF8-16mmF2.8 R LM WRのように思い切った広角でもないので便利な反面で面白みに欠ける部分があります
このあたりはトレードオフなので、撮影スタイルを考えて購入されてください
X-H2Sでテスト動画を撮影していますが、風が少し強い場所でも手ブレは優秀です
2022年12月現在、Xマウントの広角ズームレンズはのこのXF10-24mmF4 R OIS WRとXF8-16mmF2.8 R LM WRのみ 望遠と標準はここ数年でサードパーティを含め一気に充実してきましたが広角ズームに関してはまだまだですね 他のメーカーに比べると選択肢が少ないのはXマウントの課題ですね
ラインナップに今後期待したいと思いますが、便利な広角ズームなので単焦点に拘りがなければ手元に1つは持っておきたいレンズです
追記
その後、メーカー純正レンズXF8mmF3.5 R WRが 2023年 6月29日 発売され、シグマさんも10-18mm F2.8 DC DN | Contemporaryを発売しました
希望小売価格:161,150円(税込) · 発売日. 2020年11月26日(木)