若松に眠る戦艦の魂 軍艦防波堤を訪ねて。

若松に眠る戦艦の魂 軍艦防波堤を訪ねて。

撮影日:2024年10月6日日曜日 14時ごろ
所在地:北九州市若松区響町1丁目

北九州市若松区響町1丁目、洞海湾に面した防波堤をご存知でしょうか?
一見すると普通の防波堤に見えますが、実はその中には、戦時中の駆逐艦3隻が眠っています。

終戦後、日本は戦勝国への賠償艦として多くの艦艇を供出することになりました。しかし、これらの駆逐艦は老朽化が進み、賠償艦としては適さないと判断されました。そこで、北九州港の防波堤として再利用されることになったのです。

FUJIFILM X100VI ƒ/8 1/250 23 mm ISO 160

防波堤として使用されたのは、「冬月」「涼月」「柳」の3隻の駆逐艦です。これらの艦艇は、かつては日本の海を守り、数々の激戦を経験した歴史を持ちます。しかし、現在は静かに海中に沈み、その姿は徐々に姿を消しつつあります。

防波堤は、波に晒され、年月の経過とともに劣化が進んでいます。かつての姿は失われつつありますが、その無骨な姿には、戦争の爪痕と、平和への願いが感じられるスポットです。

※事実と異なる部分があればご連絡ください。

駐車場について

公共交通機関でのアクセスは、現状では難しい状況です。マイカーでのご来訪を強くおすすめいたします。
なお、駐車場は海に近いため悪天候時のご利用はおすすめしません。

今回使用したカメラ
FUJIFILM X100VI 2024年3月28日発売